IATA-FIATAディプロマ試験

国際貨物輸送に関する実務能力を認定する資格で1977年より開始されました。現在80カ国で実施され、すでに5万人以上が受験しています。合格者には「ディプロマ」という国際資格が授与されます。IATAとFIATAが共催で実施している世界規模の試験で、世界中の受験者が同じ問題に取組みます。ディプロマは、海外では就職、転職の際に必須の自己証明書(CERTIFICATE)になっています。

受験資格と難易度

難易度:★★

受験資格:—

受験データ

試験日:年2回

主催
(社)航空貨物運送協会

試験について

試験内容
【上級】
試験は PAPER 1(午前の部、2時間30分)と PAPER 2(午後の部、2時間30分)に分けて行われます。EXHIBITS(試験を解答するための補助資料)を参照しながら解答します。試験の配点はPAPER 1 100点・PAPER 2 100点で、それぞれ70点以上得点すると合格し、ディプロマが授与されます。
【危険物】
危険物の輸送に関する専門的な知識が試されますが、特に
(1) IATA DANGEROUS GOODS REGULATIONS (IATA) 危険物規則書の正確な適用 
(2) 危険物の輸送に関する輸出者、貨物取扱店及び航空会社の適正な取扱いについて 
(3) 適確な梱包、マーキング、ラベリング 
(4) 危険物輸送の諸条件を満たした危険物申告書及び航空貨物運送状の作成 
等についての質問が出ます。
IATA危険物規則書をよく理解して、危険物輸送の特殊性に習熟することが必要です。 
【基礎】
国際航空貨物輸送は輸出、輸入を問わず様々な手続きを経て行われますが、基礎コースでは輸送取扱いの基本的な知識である
(1) 発着地空港を中心とした世界地理
(2) 国際時刻表の見方と利用方法
(3) 航空機の種類と機能
(4) 航空貨物運送状の作成
(5) TACT(THE AIR CARGO TARIFF)の規則と航空貨物運賃・諸料金の計算
等について詳細に解説している英文のテキストと和文の教材をもとに自宅学習をして頂きます。試験の1カ月前に過去の試験問題を参考にし、試験対策を中心とした実践的な内容の講習会を開きます。又、試験が英語で行われますので英語表現の専門用語に慣れておく必要があります。

こんな人にお勧め

不明

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