TOEIC Bridge

TOEIC Bridge Testsは、英語学習の初級者から中級者を対象とした英語能力テストです。通常のTOEICよりも日常的で基礎的な英語を中心に扱い、「聞く・読む」を測るTOEIC Bridge Listening & Reading Testsと、「話す・書く」を測るTOEIC Bridge Speaking & Writing Testsがあります。

TOEIC Bridgeは合格・不合格を判定する資格試験ではありません。L&RはListening・Readingが各15~50点、合計30~100点、S&WはSpeaking・Writingが各15~50点で結果が示されます。

通常のTOEIC L&Rが難しく感じる人、英語学習を始めたばかりの人、中学・高校レベルの英語から段階的に力を測りたい人に向いています。IIBCの公式資料では、TOEIC Bridge TestsはおおよそCEFR A1~B1程度の英語力を測定するテストとされています。

TOEIC Bridgeを30秒で確認

  • 対象:英語初級者~中級者
  • 実施:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
  • L&R:Listening 50問・約25分+Reading 50問・35分
  • L&R総時間:約1時間・100問
  • L&Rスコア:30~100点
  • S&W:Speaking 8問・約15分+Writing 9問・約37分
  • S&Wスコア:Speaking・Writing各15~50点
  • 合否:なし
  • L&R受験料:4,950円(税込)
  • S&W受験料:9,350円(税込)
  • 測定範囲:おおよそCEFR A1~B1
  • 次回L&R:2026年11月15日
  • 次回S&W:2026年11月29日

TOEIC Bridgeとは

TOEIC Bridge Testsは、TOEIC Programの中でも英語学習初級者から中級者を対象としたテストです。日常生活や身近な場面を題材に、基礎的な英語コミュニケーション能力を測定します。

通常のTOEIC L&Rは幅広いレベルの受験者が同じ問題を受け、10~990点で評価されます。それに対し、TOEIC Bridgeはより基礎的な語彙・文法・会話場面を中心に構成され、英語学習の途中段階で「今どこまで身についているか」を確認しやすい設計です。

TOEIC Bridgeは「簡単なTOEIC」ではなく、初・中級者向けに別設計されたテストです。

出題形式、問題数、試験時間、スコア尺度が通常のTOEICとは異なります。

TOEIC BridgeにはL&RとS&Wがある

試験 測定技能 問題数 時間 スコア
TOEIC Bridge S&W 話す・書く Speaking 8問/Writing 9問 約52分 各15~50点

英語の基礎的な理解力を確認したいならL&R、実際に自分で英語を話す・書く力も確認したいならS&Wが向いています。

TOEIC Bridge L&Rの試験概要

正式名称 TOEIC® Bridge Listening & Reading Tests
対象 英語学習初級者~中級者
試験方式 マークシート方式
Listening 約25分・50問
Reading 35分・50問
合計 約1時間・100問
スコア Listening 15~50点/Reading 15~50点/Total 30~100点
合否 なし
受験料 4,950円(税込)
実施頻度 年6回
公開テスト受験地 全国23受験地

2026年度 TOEIC Bridge L&Rの日程

試験日 申込期間 デジタル公式認定証
2027年1月10日(日) 2026年10月16日10:00~12月7日15:00 2027年1月29日
2027年3月14日(日) 2026年12月8日10:00~2027年2月10日15:00 2027年4月1日

2026年度は5月、7月、9月、11月、1月、3月の年6回実施です。受験票は2025年5月実施分から廃止され、受験情報は申込サイトで確認します。

TOEIC Bridge L&Rの問題構成

Part 問題形式 問題数
Part 1 画像選択問題 6問
Part 2 応答問題 20問
Part 3 会話問題 10問
Part 4 説明文問題 14問

Listeningでは、日常生活で使う基本的な表現や短い会話を中心に出題されます。Readingでは、短文の空所補充や短いメール・案内・広告などを読んで答えます。

問題も解答指示も英語です。

和文英訳・英文和訳問題はありません。英語を英語のまま理解して選択肢を選ぶ形式です。

TOEIC Bridge L&Rのスコア

Listening 15~50点
Reading 15~50点
Total 30~100点
単位 1点刻み
合格点 なし
合格率 なし

スコアは正答数そのものではなく、試験回による難易度差が結果に影響しにくいよう統計処理された換算点です。公式データページの直近集計の一例では、受験者627人、平均スコアはListening 32.1点、Reading 36.4点、Total 68.5点です。

CEFRで見るTOEIC Bridge L&R

CEFR Listening Reading
A2 26点~ 34点~
A1 16点~ 19点~

旧記事にある「TOEIC Bridge○点=英検○級」といった一律換算は使いません。

異なる試験は測定内容・設計が違うため、単純に同じレベルと断定できません。本記事ではIIBCの公式CEFR対照表を優先します。

TOEIC Bridge S&Wの試験概要

正式名称 TOEIC® Bridge Speaking & Writing Tests
対象 英語学習初級者~中級者
試験方式 試験会場のパソコンを使用
Speaking 8問・約15分
Writing 9問・約37分
スコア Speaking 15~50点/Writing 15~50点
合否 なし
通常受験料 9,350円(税込)
追加申込 12,100円(税込)
実施頻度 年6回
公開テスト受験地 全国14受験地

2026年度 TOEIC Bridge S&Wの日程

試験日 通常申込期間 デジタル公式認定証
2027年1月31日(日) 2026年11月13日10:00~2027年1月15日15:00 2027年2月17日
2027年3月28日(日) 2027年1月15日10:00~3月12日15:00 2027年4月14日

11月29日試験では、通常申込締切後に空席がある場合、2026年11月16日10:00~11月20日正午に追加申込が予定されています。

TOEIC Bridge Speakingの問題内容

形式 問題数 内容
音読問題 2問 短い文章を音読する
写真描写問題 2問 写真の内容を英語で説明する
聞いたことを伝える問題 1問 メッセージや案内の要点を第三者に伝える
短い応答問題 1問 資料をもとに依頼・提案・質問などを行う
ストーリー作成問題 1問 複数の絵を順番に説明して物語を作る
アドバイスをする問題 1問 選択肢を比較して推薦・理由を述べる

TOEIC Bridge Writingの問題内容

形式 問題数 内容
文を組み立てる問題 3問 語句を正しい順序に並べて英文を作る
写真描写問題 3問 指定語句を使って写真を説明する英文を作る
短文メッセージ返信 1問 短いメッセージに返信する
ストーリー記述 1問 指定された内容から物語を書く
長文メッセージ返信 1問 Eメールなどを読み、指示に沿って返信する

旧記事の「単語を使って文を作る2問」「50~60語の意見文」などの説明とは現行形式が異なります。2026年時点では上記の5形式・9問です。

TOEIC Bridge S&WのスコアとCEFR

CEFR Speaking Writing
A2 37点~ 32点~
A1 23点~ 20点~

公式データページの直近集計の一例では、受験者63人、Speaking平均36.4点、Writing平均42.7点です。

TOEIC Bridgeの難易度

TOEIC Bridgeは通常のTOEIC Testsより低い英語レベル帯を測定するよう設計されています。公式CEFR対照では、TOEIC Bridge TestsがおおよそA1~B1、通常のTOEIC TestsがおおよそA1~C1程度です。

苦戦しやすい点 理由 対策
英語だけの指示 形式を知らないと説明理解に時間がかかる 公式サンプルで形式に慣れる
Listeningの音声 短くても一度聞いて理解する必要がある 短文音読・ディクテーション
Readingの時間 35分で50問 一問に長く悩まない
Speakingで沈黙 考えている間も時間が進む 短い文でもまず答える
Writingの文法 自分で英文を作ると基本ミスが出やすい 語順・時制・単複を重点確認

勉強時間の目安

IIBCは特定のTOEIC Bridgeスコアに必要な学習時間を公表していません。以下は当サイトの目安です。

受験者タイプ 学習時間の目安 重点
中学英語の基礎が身についている 30~80時間 試験形式・語彙・時間配分
中学英語を復習したい 80~150時間 基本文法・語彙・音読
英語を長く使っていない社会人 100~200時間 基礎復習+Listening習慣
4技能を基礎から鍛えたい 150~300時間 L&R+Speaking・Writing

TOEIC Bridgeの勉強方法

STEP1 中学英文法を復習する

be動詞・一般動詞、疑問文、時制、助動詞、比較、前置詞、接続詞などを復習します。短い例文を声に出して理解するとListeningにもつながります。

STEP2 日常語彙を増やす

学校、買い物、交通、予定、食事、趣味、仕事など、日常生活で使う語彙を増やします。単語だけでなく短いフレーズ単位で覚えましょう。

STEP3 短い英文を毎日聞く

一度聞く→スクリプト確認→音読→再度聞く、という流れを繰り返します。

STEP4 Speakingは録音する

写真描写や短い応答を録音し、沈黙、語尾、文法ミスを確認します。完璧な英文を考え続けるより、簡単な文をすぐ口に出す練習が重要です。

STEP5 Writingは短く正確な文から

難しい表現を使うより、主語・動詞・時制・単複・語順を正確にします。メッセージ返信問題では、設問が要求した内容を落とさないことも重要です。

2か月学習スケジュール例

期間 学習内容 到達目標
1~2週 中学文法・基本語彙 短文を正しく理解できる
3~4週 短いListening・音読・短文読解 基本会話を聞き取れる
5~6週 Bridge形式の問題演習 問題形式に迷わない
7週 Speaking・Writing練習 短くても自分で英語を作れる
8週 本番形式・弱点復習 時間内に最後まで解く

スコアが伸びにくい原因

失敗 原因 改善
TOEIC用の難単語ばかり覚える Bridgeで必要な基礎が不安定 日常語彙・基本文法を優先
Listeningを聞き流す 聞けない音が特定できない スクリプト確認と音読
英検級やTOEIC換算だけを見る 試験ごとの測定内容を無視 セクション別スコアを確認
Speakingで完璧な英文を考える 沈黙時間が増える 簡単な英文を即答
Writingで難しい文を書く 基礎的な文法ミスが増える 短く正確な文を優先

TOEIC Bridgeを受けるメリット

メリット 内容
初級段階の成長を測りやすい 通常TOEICより低いレベル帯を細かく確認できる
4技能を測れる L&RとS&Wを組み合わせられる
学習目標を作りやすい CEFR A1→A2→B1で成長を確認できる
試験時間が比較的短い L&Rは約1時間
通常TOEICへの準備になる 英語試験形式や時間制限に慣れられる

活用できる場面

場面 活用例
学校 英語学習の到達度確認、クラス分け、授業効果測定など
企業研修 英語初級者向け研修の前後測定
自己学習 英語を学び直す社会人の進捗確認
TOEIC準備 通常TOEICへ進む前の基礎力チェック

TOEIC Bridgeに向いている人

タイプ おすすめ度 理由
中学英語から学び直したい社会人 高い 基礎レベルの成長を数値化しやすい
4技能を確認したい 高い L&RとS&Wを組み合わせられる
就職用に高い英語力を示したい 中 通常TOEICを指定する求人も多い
上級英語力を測りたい 低い Bridgeの測定範囲はおおよそA1~B1

TOEIC Bridgeと通常のTOEICの違い

比較 TOEIC Bridge L&R TOEIC L&R
対象 初級~中級 初級~上級まで幅広い
CEFR範囲の目安 A1~B1 A1~C1程度
問題数 100問 200問
試験時間 約1時間 約2時間
スコア 30~100点 10~990点
2026年通常受験料 4,950円 7,700円~7,810円
向いている人 基礎から段階的に測りたい 就職・転職等で広く活用したい

TOEIC Bridgeから通常TOEICへ進むタイミング

IIBCはTOEIC Bridge L&RとTOEIC L&Rの両方を受験したデータに基づくスコア比較資料を公表していますが、これは統計的な予測であり、「Bridge○点なら必ずTOEIC○点」という一対一の換算ではありません。

学習上は、BridgeでListening・Readingの両方が安定し、CEFR B1に近い結果が出てきた段階で通常TOEICへ挑戦する方法があります。就職・転職などで通常TOEICのスコアが必要なら、Bridgeと並行して早めに通常TOEIC形式にも慣れましょう。

Bridgeを続けるか、通常TOEICへ進むか

英語基礎の成長を細かく確認したいならBridgeを継続。就職・転職などで通常TOEICのスコアが必要なら、Bridgeで基礎固めをしながら通常TOEICへ移行するのがおすすめです。

2026年時点で注意したい変更・最新情報

項目 2026年時点
L&R実施回数 年6回
L&R受験地 全国23受験地
L&R受験票 2025年5月実施分から廃止。受験情報は申込サイトで確認
L&R受験料 4,950円
S&W実施回数 年6回
S&W受験料 9,350円、追加申込12,100円
結果 デジタル公式認定証を発行

TOEIC BridgeのFAQ

TOEIC Bridgeに合格・不合格はありますか?

ありません。L&Rは30~100点、S&WはSpeaking・Writing各15~50点のスコアで評価されます。

TOEIC Bridgeは何点満点ですか?

L&RはListening 50点+Reading 50点で100点満点です。S&WはSpeaking・Writingがそれぞれ50点満点です。

TOEIC Bridge L&Rの試験時間は?

Listening約25分、Reading35分、合計約1時間です。100問を解きます。

受験料はいくらですか?

2026年10月時点でL&R公開テストは4,950円、S&W公開テストは通常9,350円(税込)です。

英検何級くらいですか?

異なる試験なので、公式には英検級との単純な一対一換算は示されていません。本記事では公式のCEFR対照を使用し、TOEIC Bridge TestsはおおよそA1~B1を測定するテストとして扱います。

TOEIC Bridge何点ならTOEIC600点ですか?

一律に断定できません。IIBCにはBridgeと通常TOEICの統計的なスコア比較資料がありますが、個人の得点を必ず換算できるものではありません。実際のTOEIC L&Rを受験して確認するのが確実です。

中学生・高校生でも受験できますか?

受験可能です。未成年者は保護者の同意が必要です。また12歳以下の受験者については受験室等に関する特別な案内があります。

TOEIC Bridgeは就職に使えますか?

英語の基礎力を示す資料にはなりますが、応募先が通常のTOEIC L&Rを指定している場合はBridgeで代替できないことがあります。採用要項を確認してください。

独学できますか?

可能です。公式サンプル問題や教材を使い、中学文法、日常語彙、短いListening、音読を組み合わせれば対策できます。S&Wでは録音と短文英作文も取り入れましょう。

Bridgeで高得点を取ったら通常TOEICへ進むべきですか?

通常TOEICが必要な目的があるなら進む価値があります。Bridgeで基礎力を確認した後、TOEIC L&Rの200問・約2時間という形式に慣れる学習へ移行しましょう。

TOEIC Bridgeのまとめ

TOEIC Bridge Testsは、英語学習初級者~中級者を対象としたスコア型テストです。L&Rは約1時間・100問で30~100点、S&WはSpeaking 8問・約15分、Writing 9問・約37分で各15~50点です。合格・不合格はなく、CEFRではおおよそA1~B1の範囲を測定します。通常TOEICより基礎レベルを細かく測れるため、英語を学び始めた人や学び直し中の人に向いています。英検級や通常TOEICとの単純換算に頼らず、4技能それぞれの結果を見ながら次の学習目標を決めることが大切です。

情報確認:2026年10月
主な確認先:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)「TOEIC Bridge Listening & Reading Tests」「テストの形式と構成」「テスト日程・申込」「テスト結果について」「TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests」「採点について」「TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表」「公式データ・資料」。
公式情報:
TOEIC Bridge L&R /
L&R テストの形式と構成 /
L&R テスト日程・申込 /
TOEIC Bridge S&W /
S&W テストの形式と構成 /
CEFRとの対照表

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