ビジネス実務マナー検定は、公益財団法人実務技能検定協会が実施する、職場で必要な「基本ルール=職場常識」を身につけているかを評価する検定です。ビジネスパーソンとしての判断・行動、人間関係、マナー、話し方、電話応対、文書・会議・情報整理など、仕事の現場で使う幅広い能力を扱います。
2026年現在の級は1級・2級・3級の3段階です。既存記事にあった「準1級」はビジネス実務マナー検定にはありません。また、1級を含め受験資格に制限はなく、どの級からでも受験できます。1級のみ、筆記試験合格後に面接試験があります。
ビジネス実務マナー検定を30秒で確認
- 主催:公益財団法人 実務技能検定協会
- 級:1級・2級・3級
- 受験資格:全級制限なし
- 1級:筆記+面接
- 2級・3級:筆記のみ
- 2級・3級はCBTで随時受験可能
- 合格基準:理論・実技の両領域でそれぞれ60%以上
- 第72回:2026年11月22日
- 申込:2026年9月3日~10月19日
- 受験料:1級7,800円、2級5,200円、3級3,800円
- 第71回公式合格率:1級39.3%、2級58.9%、3級66.6%
| 資格名 | ビジネス実務マナー検定 |
|---|---|
| 主催 | 公益財団法人 実務技能検定協会 |
| 級 | 1級・2級・3級 |
| 受験資格 | 制限なし |
| 出題領域 | 必要とされる資質、企業実務、対人関係、電話実務、技能 |
| 合格基準 | 理論・実技それぞれ60%以上 |
| CBT | 2級・3級で実施 |
| 面接 | 1級のみ |
ビジネス実務マナー検定とは
ビジネス実務マナー検定は、仕事をするうえで必要な「職場常識」をどの程度身につけているかを確認する検定です。公式では、ビジネスパーソンとして適切な判断・行動ができるか、人間関係やマナー、話し方を理解しているかなどを総合して審査します。
接客だけでなく、仕事全体の基本を扱う
敬語や来客応対だけでなく、企業組織、情報整理、文書、会議、電話実務、事務機器なども扱います。一般事務、営業、販売、総務など幅広い職種に応用できます。
2026年現在の級は1級・2級・3級
| 級 | 想定される水準 | 試験 |
|---|---|---|
| 3級 | 平易な業務を行うための一般的知識・技能 | 筆記 |
| 2級 | 一般的な業務を行うための知識・技能 | 筆記 |
| 1級 | 業務全般について高度な知識・技能を発揮できる | 筆記+面接 |
ビジネス実務マナー検定に「準1級」はありません
秘書検定やサービス接遇検定には準1級がありますが、ビジネス実務マナー検定は1級・2級・3級の3段階です。
受験資格
1級・2級・3級とも受験資格に制限はありません。年齢、学歴、職歴に関係なく、どの級からでも受験できます。
1級を受けるために2級合格は不要
2026年の公式受験要項では全級「制限なし」です。実力があれば1級から直接受験できます。
出題領域
| 領域 | 分野 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 理論 | 必要とされる資質 | 判断力、行動力、表現力、身だしなみ、自己管理 |
| 理論 | 企業実務 | 業務分掌、職位・職制、会社の社会的責任など |
| 実技 | 対人関係 | 人間関係、マナー、敬語、話し方、交際 |
| 実技 | 電話実務 | 会話、伝言、電話応対、電話の特性 |
| 実技 | 技能 | 情報、文書、会議、事務機器、事務用品 |
合格基準
筆記試験は、理論領域と実技領域に分かれ、それぞれ60%以上得点した場合に合格です。
2026年度の試験日程
| 回 | 試験日 | 通常申込期間 |
|---|---|---|
| 第71回 | 2026年6月28日 | 2026年4月6日~5月25日 |
| 第72回 | 2026年11月22日 | 2026年9月3日~10月19日 |
2026年10月5日時点では、第72回の申込期間中です。1級で前回筆記に合格し、面接のみ再受験する「筆記試験免除受験」の受付は2026年9月17日~10月15日です。
第72回の試験時間
| 級 | 当日の時間 |
|---|---|
| 3級 | 12:00~14:00 |
| 2級 | 14:50~17:00 |
| 1級 | 12:00~14:30 |
上記には受験上の注意の説明10分間が含まれます。1級筆記合格者は、別日に面接試験を受けます。
第72回の受験料
| 級 | 受験料 |
|---|---|
| 1級 | 7,800円 |
| 2級 | 5,200円 |
| 3級 | 3,800円 |
| 1・2級併願 | 13,000円 |
| 2・3級併願 | 9,000円 |
2級・3級はCBTで随時受験できる
2級・3級は、年2回のペーパー試験だけでなく、全国のテストセンターでCBT受験できます。年末年始を除き随時実施され、申込日から最短3日後に受験できます。
| 項目 | 2級CBT | 3級CBT |
|---|---|---|
| 試験時間 | 100分 | 90分 |
| 問題 | 多肢選択30問+記述2問 | 多肢選択30問+記述2問 |
| 受験料 | 4,900円 | 3,600円 |
| 合格基準 | 理論・実技それぞれ60%以上 | 理論・実技それぞれ60%以上 |
| 結果 | 即時判定 | 即時判定 |
1級の面接試験
1級筆記試験に合格すると、面接試験があります。面接では「エグザクトスピーキング」と呼ばれるスピーチ形式で、内容そのものより、ビジネスの場にふさわしい話し方・態度・動作を審査します。
第1課題
指定された内容を覚え、審査員に向かってスピーチします。課題提示後、面接室へ移動する前に6分間の準備時間があります。
第2課題
提示された複数テーマから一つを選び、自分の考えを1分間でスピーチします。
2026年第71回の公式合格率
| 級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 28人 | 11人 | 39.3% |
| 2級 | 406人 | 239人 | 58.9% |
| 3級 | 1,357人 | 904人 | 66.6% |
CBTの公式合格率
2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日)のCBT公式結果は、2級58.9%、3級80.2%でした。
勉強時間の目安
実務技能検定協会は、合格までに必要な標準学習時間を公表していません。以下は当サイトの目安です。
| 級 | 当サイトの学習時間目安 | 重点 |
|---|---|---|
| 3級 | 20~40時間 | 職場常識、敬語、電話、文書 |
| 2級 | 40~70時間 | 判断問題、対人関係、企業実務 |
| 1級 | 80~150時間以上 | 高度な実務判断、記述、面接 |
効率的な勉強方法
- 公式審査基準を読む
何をできる人として評価するかを先に把握します。 - 理論と実技を分けて学ぶ
両方で60%以上必要なので、一方だけの得点では合格できません。 - 公式問題集・過去問題で形式に慣れる
敬語やマナーは感覚ではなく、検定基準に沿って判断します。 - 電話・敬語は声に出して確認する
文章で分かっていても、実際の表現で迷う部分を減らします。 - 1級はスピーチ練習を行う
面接は知識問題ではなく、姿勢・話し方・態度まで評価されます。
不合格になりやすい原因
| 失敗 | 原因 | 改善 |
|---|---|---|
| 敬語だけ勉強する | 企業実務や技能まで幅広く出題される | 5領域すべてを確認する |
| 総合点だけを見る | 理論・実技の両方で60%必要 | 領域別に採点する |
| 社会人経験だけで受ける | 検定基準と自己流がずれる | 公式問題集で基準を確認する |
| CBTの入力練習をしない | 記述入力に時間がかかる | PCで回答する練習をする |
| 1級面接を直前まで放置する | 話し方・姿勢は短期間で直しにくい | 早めにスピーチを録画して確認する |
取得するメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 職場常識を体系化 | 自己流のマナー・仕事の進め方を整理できる |
| 就職前の準備 | 学生が社会人の基本を学べる |
| 電話・来客対応 | 社内外対応の基本を身につけられる |
| 文書・会議知識 | 一般事務に必要な基本技能を学べる |
| 1級の表現力 | スピーチ・立ち居振る舞いまで評価される |
活かせる仕事
| 職種 | 活かせる内容 |
|---|---|
| 一般事務 | 電話、文書、会議、情報整理 |
| 受付 | 来客対応、案内、言葉遣い |
| 営業 | 取引先対応、電話、訪問マナー |
| 販売・サービス | 対人対応、身だしなみ、言葉遣い |
| 総務 | 社内調整、文書、会議、交際業務 |
| 秘書 | 接遇、電話、文書、交際の基礎 |
秘書検定との違い
| 比較 | ビジネス実務マナー検定 | 秘書検定 |
|---|---|---|
| 中心 | 職場常識・一般的な業務 | 秘書業務をモデルにした社会人技能 |
| 級 | 1・2・3級 | 1・準1・2・3級 |
| 面接 | 1級 | 1級・準1級 |
| CBT | 2・3級 | 2・3級 |
実用マナー検定との違い
実用マナー検定は、仕事だけでなく日常生活・冠婚葬祭・食事・贈答など社会生活全般のマナーを広く扱います。ビジネス実務マナー検定は、企業・職場で必要な判断・行動・電話・文書・会議などに軸足があります。
2026年の最新情報
2026年10月5日時点で、第72回ビジネス実務マナー検定は2026年11月22日に実施予定で、通常受験の申込締切は10月19日です。2級・3級はCBTで随時受験でき、試験終了後に即時判定されます。
よくある質問
国家資格ですか?
いいえ。公益財団法人実務技能検定協会が実施する民間検定です。
準1級はありますか?
ありません。1級・2級・3級の3段階です。
1級は2級合格が必要ですか?
いいえ。全級とも受験資格に制限はありません。
面接はどの級にありますか?
1級のみです。
2級・3級はCBTで受けられますか?
はい。年末年始を除き随時実施されています。
CBTの試験時間は?
2級100分、3級90分です。
合格基準は?
理論・実技の両領域でそれぞれ60%以上です。
2026年第71回の合格率は?
1級39.3%、2級58.9%、3級66.6%です。
第72回はいつですか?
2026年11月22日です。通常受験の申込期間は9月3日~10月19日です。
独学できますか?
可能です。公式テキスト・問題集を使い、理論と実技を分けて得点管理する方法が有効です。1級は面接対策も必要です。
ビジネス実務マナー検定のまとめ
ビジネス実務マナー検定は、職場で必要な判断・行動、人間関係、マナー、電話、文書、会議などの「職場常識」を評価する検定です。2026年現在は1級・2級・3級の3段階で、全級受験資格に制限はありません。筆記は理論・実技それぞれ60%以上で合格し、1級のみ面接があります。2026年第71回の合格率は1級39.3%、2級58.9%、3級66.6%。2級・3級はCBTで随時受験でき、第72回ペーパー試験は2026年11月22日に実施予定です。
情報確認:2026年10月5日
主な確認先:公益財団法人実務技能検定協会「ビジネス実務マナー検定とは」「第72回受験要項」「試験日程」「受験者状況」「面接試験について」、CBT-Solutions「ビジネス実務マナー技能検定CBT」。
