日本語検定は、特定非営利活動法人日本語検定委員会が実施する、日本語の知識と運用能力を総合的に測る検定です。敬語、文法、語彙、言葉の意味、表記、漢字の6領域に加え、文章や図表を読み解く総合問題が出題されます。
2026年現在は1級~7級まであり、年2回、6月と11月に実施されています。外国人学習者向けの日本語能力試験(JLPT)とは目的・出題内容が異なります。
日本語検定を30秒で確認
- 実施団体:特定非営利活動法人 日本語検定委員会
- 後援:文部科学省、日本商工会議所など
- 級:1級~7級
- 受検資格:制限なし
- 年2回(6月・11月)
- 1~3級60分、4~7級50分
- 出題:敬語、文法、語彙、言葉の意味、表記、漢字+総合問題
- 2026年度第2回:一般会場11月7日、準会場11月6日・7日
- 申込期間:8月3日~10月9日
- 個人受検料:1級6,800円、2級5,800円、3級4,300円、4級3,000円、5級2,300円、6・7級2,200円
- 2026年第1回認定率:1級17.7%、2級32.4%、3級55.1%
| 資格名 | 日本語検定 |
|---|---|
| 実施団体 | 特定非営利活動法人 日本語検定委員会 |
| 後援 | 文部科学省、日本商工会議所ほか |
| 級 | 1級~7級 |
| 受検資格 | 制限なし |
| 実施 | 年2回 |
日本語検定とは
日本語検定は、漢字だけ、敬語だけではなく、日本語を実際に使うために必要な能力を総合評価します。日常会話、学校での学習、大学での研究、就職活動、ビジネス文書、社会人としてのコミュニケーションなど、幅広い場面で必要になる「読む・理解する・適切に表現する」力を測ります。
漢字検定とは違う
漢字だけでなく、敬語・文法・語彙・表記・言葉の意味・総合読解まで扱います。
級ごとのレベル
| 級 | 公式の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 1級 | 社会人上級 | 編集・研究・教育など高度な日本語を扱う人 |
| 2級 | 大学卒業~社会人中級 | 社会人、大学生 |
| 3級 | 高校卒業~社会人基礎 | 高校生、大学生、就活前 |
| 4級 | 中学校卒業 | 中学生、高校生 |
| 5級 | 小学校卒業 | 小学生~中学生 |
| 6級 | 小学校4年生 | 小学生 |
| 7級 | 小学校2年生 | 小学生 |
2026年度の試験日程
| 回 | 一般会場 | 準会場 | 申込期間 |
|---|---|---|---|
| 第1回(第39回) | 6月13日 | 6月12日・13日 | 3月2日~5月15日 |
| 第2回(第40回) | 11月7日 | 11月6日・7日 | 8月3日~10月9日 |
2026年10月5日時点では第2回の申込期間中です。5名以上の学校・企業等は団体受検として準会場を設定できます。
試験時間と受検料
| 級 | 時間 | 開始 | 個人受検料 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 60分 | 13:30 | 6,800円 |
| 2級 | 60分 | 11:00 | 5,800円 |
| 3級 | 60分 | 13:30 | 4,300円 |
| 4級 | 50分 | 11:00 | 3,000円 |
| 5級 | 50分 | 13:30 | 2,300円 |
| 6級 | 50分 | 11:00 | 2,200円 |
| 7級 | 50分 | 13:30 | 2,200円 |
出題される6領域+総合問題
| 領域 | 問われる力 |
|---|---|
| 敬語 | 相手・場面に応じた尊敬語・謙譲語・丁寧語 |
| 文法 | 助詞、活用、文の構造など言葉のきまり |
| 語彙 | さまざまな言葉を正しく理解し使う力 |
| 言葉の意味 | 慣用句を含む意味・用法の理解 |
| 表記 | 漢字、仮名遣い、送り仮名 |
| 漢字 | 漢字・熟語の読み、意味、使い分け |
| 総合問題 | 文章や図表を論理的に読み内容・意図を把握する力 |
2025年度から認定基準が変更
2025年度第1回から認定基準が変更されました。2級認定は75%程度以上から70%程度以上、準2級は65%程度以上から60%程度以上へ変更。さらに全級で「各領域50%以上」の条件が撤廃され、総合得点率のみで判定されます。
古い「各領域50%以上」は現行条件ではありません
2025年度第1回以降は、全級で総合得点率のみが認定基準です。
現在の認定基準
| 受検級 | 認定 | 準級認定 |
|---|---|---|
| 1級 | 80%程度以上 | 70%程度以上で準1級 |
| 2級 | 70%程度以上 | 60%程度以上で準2級 |
| 3級 | 70%程度以上 | 60%程度以上で準3級 |
| 4級 | 70%程度以上 | 60%程度以上で準4級 |
| 5級 | 70%程度以上 | 60%程度以上で準5級 |
| 6級 | 70%程度以上 | 60%程度以上で準6級 |
| 7級 | 70%程度以上 | 60%程度以上で準7級 |
準1級・準2級などは独立した受検級ではなく、受けた級で本認定基準には届かなかったものの、準級基準を満たした場合に認定される仕組みです。
2026年度第1回の公式認定率
2026年6月の第39回は総受検者数12,932人でした。
| 級 | 受検者 | 認定率 | 準級認定率 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 539人 | 17.7% | 34.2% |
| 2級 | 1,593人 | 32.4% | 34.1% |
| 3級 | 7,632人 | 55.1% | 22.7% |
| 4級 | 1,819人 | 79.4% | 13.0% |
| 5級 | 693人 | 83.4% | 8.4% |
| 6級 | 375人 | 81.0% | 10.0% |
| 7級 | 281人 | 82.8% | 5.1% |
難易度
1級は認定率17.7%、2級32.4%で、上位級ほど難度が大きく上がります。3級も認定率55.1%で、社会人基礎レベルとはいえ無対策で安定して合格できる試験ではありません。
勉強時間の目安
公式の標準勉強時間はありません。以下は当サイトの目安です。
| 目標 | 目安 | 重点 |
|---|---|---|
| 4級 | 20~40時間 | 中学国語、漢字、文法 |
| 3級 | 40~80時間 | 敬語、常用漢字、語彙、総合読解 |
| 2級 | 80~150時間 | 高度語彙、敬語、読解、手書き |
| 1級 | 150~300時間以上 | 専門語、古語を含む語彙、論理読解 |
効率的な勉強方法
- 公式の級別基準を確認する
最初に自分の現在レベルに合う級を選びます。 - 公式過去問題を解く
6領域のうち弱点を把握します。 - 弱点領域を分けて学ぶ
公式領域別問題集も活用できます。 - 必修語彙リストを使う
2026年度は2級~6級のリストが更新されています。 - 漢字・表記は手書きも練習する
3級では手書き問題があり、2級でも出題されます。 - 総合問題を時間内で解く
語彙暗記だけでなく文章・図表の読解力を鍛えます。
2か月の学習スケジュール例(3級)
| 期間 | 内容 | 目標 |
|---|---|---|
| 1週目 | 過去問で実力診断 | 弱点を特定 |
| 2週目 | 敬語・文法 | 基本ルールを整理 |
| 3週目 | 語彙・言葉の意味 | 必修語彙を定着 |
| 4週目 | 漢字・表記 | 手書きミスを減らす |
| 5~6週目 | 総合問題 | 読解に慣れる |
| 7~8週目 | 過去問・総復習 | 70%超を安定 |
不合格になりやすい原因
| 失敗 | 原因 | 改善 |
|---|---|---|
| 漢字だけ勉強 | 6領域+総合問題がある | 領域別に計画を立てる |
| 敬語を感覚で判断 | 日常の誤用に引っ張られる | 敬語の体系を整理 |
| 語彙を意味だけ暗記 | 用法問題で迷う | 例文とセットで覚える |
| 手書き対策不足 | 漢字・表記を書けない | 紙で過去問を解く |
| 旧認定基準を使う | 現行条件を誤認 | 2025年度以降の基準を確認 |
取得するメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 日本語力を客観化 | 語彙・敬語・文章理解力を級で確認 |
| 就職活動 | 言葉遣い・文章力を学んだ証明 |
| ビジネス文書 | メール・報告書の表現改善 |
| 大学・研究 | 論理的な読解の基礎 |
| 教養 | 語彙・慣用句・敬語・漢字を学び直せる |
仕事でどう役立つ?
| 仕事 | 活かせる能力 |
|---|---|
| 一般事務 | メール、文書、敬語、文章理解 |
| 営業 | 顧客説明、敬語、提案文書 |
| 接客・販売 | 場面に応じた言葉遣い |
| 編集・ライター | 語彙、表記、漢字、校正 |
| 教育 | 日本語ルールの体系理解 |
| 広報 | 正確で伝わる表現 |
漢字検定との違い
| 比較 | 日本語検定 | 日本漢字能力検定 |
|---|---|---|
| 中心 | 日本語の総合運用力 | 漢字能力 |
| 敬語・文法 | 出題あり | 中心ではない |
| 向く人 | 日本語全体を磨きたい人 | 漢字力を重点的に証明したい人 |
JLPTとの違い
| 比較 | 日本語検定 | JLPT |
|---|---|---|
| 目的 | 日本語の総合的な知識・運用力 | 日本語を母語としない人の日本語能力 |
| 級 | 1~7級 | N1~N5 |
| 対象 | 日本語を使うすべての人 | 原則として日本語を母語としない人 |
日本語検定1級=JLPT N1ではありません
試験目的・出題内容・認定基準が異なるため、相互換算はできません。
2026年の最新変更点
2026年度は、級別の試験基準を領域ごとに整理した一覧表が公開され、2級~6級の必修語彙リストも年度更新されました。認定基準については2025年度第1回からの新基準が継続しています。
よくある質問
国家資格ですか?
いいえ。日本語検定委員会が実施する民間検定で、文部科学省などが後援しています。
何級までありますか?
1級から7級までです。
受検資格はありますか?
ありません。
年に何回ですか?
6月と11月の年2回です。
2026年の次回試験は?
一般会場は2026年11月7日です。
3級の認定基準は?
70%程度以上で3級認定、60%程度以上で準3級認定です。
2級の認定基準は?
70%程度以上で2級、60%程度以上で準2級です。
各領域50%以上必要ですか?
いいえ。2025年度第1回から撤廃されています。
2026年第1回の1級認定率は?
17.7%です。
漢検やJLPTと同じですか?
違います。日本語検定は日本語全体の運用力を測る試験です。
日本語検定のまとめ
日本語検定は、敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字の6領域と総合問題で、日本語を総合的に評価する検定です。2026年現在は1~7級で年2回実施。第2回は一般会場2026年11月7日、申込締切は10月9日です。2025年度から2級70%程度以上、準2級60%程度以上へ変更され、全級で領域別50%以上の条件が撤廃されました。2026年第1回認定率は1級17.7%、2級32.4%、3級55.1%でした。
情報確認:2026年10月5日
主な確認先:特定非営利活動法人日本語検定委員会「日本語検定とは?」「受検概要」「よくある質問」「令和8年度第1回検定データ」「令和8年度実施予定日」「検定問題に挑戦!」「必修語彙リスト」。
