パソコン技能検定Ⅱ種試験

パソコン技能検定Ⅱ種試験は、一般財団法人 全日本情報学習振興協会が実施する、Microsoft WordやExcelを使った実技中心のパソコン資格です。簡単な文書作成を行う6級から、図表・画像を含む高度な文書作成や、関数・検索抽出・ピボットテーブルなどを使う1級まで、段階的にスキルを証明できます。

2026年度も現行試験として実施されており、1級〜6級まで用意されています。各級ともパソコンを使った実技試験で、100点満点中70点以上が合格基準です。個人受験は、外部受験者を受け入れている認定校を探して申し込みます。

パソコン技能検定Ⅱ種試験を30秒で確認

  • 全日本情報学習振興協会が実施する民間資格
  • 1級〜6級までの6段階
  • Word・Excelを使う実技試験
  • 受験資格なし
  • 1級90分、2〜4級60分、5級40分
  • 合格基準は全級70点以上
  • 受験料は4,400円〜9,900円(税込)
  • 対応OfficeはOffice 2013〜2024およびMicrosoft 365
  • 対応OSはWindows 8.1〜11
  • 2026年度は偶数月を中心に認定校で実施
資格名 パソコン技能検定Ⅱ種試験
実施団体 一般財団法人 全日本情報学習振興協会
資格種別 民間資格
級 1級〜6級
試験方式 パソコンを使う実技試験
受験資格 なし
合格基準 各級70点以上 / 100点

パソコン技能検定Ⅱ種試験とは

パソコン技能検定Ⅱ種試験は、文書作成と表計算・データ処理を実際のパソコン操作で評価する資格です。知識問題だけではなく、試験中にWordファイルやExcelファイルを作成し、指定された方法で提出します。

公式では30年以上の実績を持つ検定として案内されており、パソコン教室、学校、教育機関などで利用されています。

「知っているか」より「実際に作れるか」を見る試験

MOSなどと同じく、Officeソフトを実際に操作できることを証明したい人に向いています。

1級〜6級の違い

級 対象イメージ 主な内容
1級 ビジネス上級者 高度なWord文書、検索抽出、ピボット等
2級 ビジネス中級者 図表文書、関数・条件判断、グラフ
3級 一般・高校生・中学生 基本文書、合計・平均、棒・線グラフ
4級 小中学生・一般 基礎文書、基本的な表計算
5級 一般初心者・小中学生 基礎的な文書作成
6級 入門 簡単なWord文書作成

1級

1級は、業務でWord・Excelを高度に活用する人向けの上位級です。

対象 ビジネス上級者
制限時間 90分
受験料 9,900円(税込)
合格基準 70点以上

Word

図表や画像の貼り付けを含む文書作成が求められます。

Excel

3級・2級レベルを前提に、表引き、検索抽出、ピボットテーブルなど高度なデータ処理を行います。

グラフ

棒、線、円、積み上げ、散布図など複数種類のグラフ作成を扱います。

2級

対象 ビジネス中級者
制限時間 60分
受験料 8,800円(税込)
合格基準 70点以上

Wordでは図表を含む文書作成、Excelでは縦横合計、平均、条件判断などを含むやや高度なデータ処理を行います。グラフでは棒、線、円、積み上げグラフを扱います。

3級

対象 一般・高校生・中学生
制限時間 60分
受験料 7,700円(税込)
合格基準 70点以上

Wordでは簡単な図表を含む文書、Excelでは縦横合計や平均などの基本的な集計、棒・線グラフを作成します。

社会人・高校生の最初の実用級として3級が選びやすい

完全入門ではなく、WordとExcelの基本操作を一通り証明したい場合にバランスのよい級です。

4級

対象 小・中学生・一般
制限時間 60分
受験料 6,600円(税込)
合格基準 70点以上

基本的な文書作成やデータ処理、グラフ作成を通して、WordとExcelの基礎的な操作力を確認します。

5級・6級

級 受験料 位置づけ
5級 5,500円 一般初心者・小中学生向け
6級 4,400円 簡単なWord文書作成の入門級

5級は制限時間40分で、一般初心者や小中学生向けの基礎級です。6級は公式案内で「簡単なWord文書作成のみを行う」入門級として位置づけられています。

受験料

級 受験料(税込)
1級 9,900円
2級 8,800円
3級 7,700円
4級 6,600円
5級 5,500円
6級 4,400円

合格基準

全級共通で、100点満点中70点以上が合格基準です。

実技なので「操作ミス」がそのまま失点につながる

関数名を知っていても、指定されたセル・書式・グラフ・文書構成を時間内に正しく作れなければ得点できません。

試験方式

パソコンを使った実技試験です。問題用紙の指示を読み、WordファイルまたはExcelファイルを作成し、指定方法で提出します。

筆記中心のIT資格とは異なり、実際の操作能力が直接問われます。

使用ソフト・対応環境

Office Microsoft Office 2013〜2024、Microsoft 365
OS Windows 8.1〜11
主なソフト Microsoft Word / Excel

受験校の利用Versionも確認

操作画面やメニュー配置はOffice Versionによって異なるため、普段使っている環境と受験会場の環境が同じか確認しておくと安心です。

2026年度の試験日程

回 試験実施期間 申込期間
第164回 2026年2月1日〜2月10日 2025年12月1日〜12月26日
第165回 2026年4月1日〜4月10日 2月1日〜2月28日
第166回 2026年6月1日〜6月10日 4月1日〜4月30日
第167回 2026年8月1日〜8月10日 6月1日〜6月30日
第168回 2026年10月1日〜10月10日 8月1日〜8月31日
第169回 2026年12月1日〜12月10日 10月1日〜10月31日

2026年10月4日時点では第168回の実施期間中で、次の第169回は2026年12月1日〜10日、申込期間は10月1日〜31日です。

どこで受験する?

試験実施日時は各認定校で設定されます。個人受験者は、外部受験者の受け入れが可能な認定校を公式サイトで探し、認定校へ申し込みます。

全国一律の1日だけに受ける試験ではない

公式が示す実施期間の中で、各認定校が具体的な試験日時を設定します。

受験資格

特にありません。年齢・学歴・実務経験に関係なく受験できます。

合格後にもらえるもの

合格者には、全日本情報学習振興協会から合格証書と認定カードが交付されます。公式では記念クリアファイルも案内されています。

合格率は?

2026年10月時点で公式の現行試験ページには、全受験者を対象とした級別の最新合格率は掲載されていません。そのため、本記事では推定合格率を掲載しません。

難易度

級 当サイト難易度目安
6級 入門
5級 入門
4級 初級
3級 初級〜標準
2級 標準
1級 標準〜やや高い

勉強時間の目安

以下は公式値ではなく当サイト目安です。

級 初心者目安
6級 10〜20時間
5級 15〜30時間
4級 25〜50時間
3級 40〜80時間
2級 60〜120時間
1級 100〜180時間

勉強方法

1. まずWordとExcelを毎日触る

実技試験なので、読むだけの勉強では十分ではありません。

2. 制限時間を意識する

正しく作れても時間を超えると本番では不利になります。練習後半は必ず時間を計ります。

3. Wordは書式を正確に再現する

文字サイズ、段落、表、図、画像配置など、問題指示を正確に反映します。

4. Excelは数式を自分で入力する

合計・平均・条件判断・検索・ピボットなど、級ごとの範囲を実際に操作します。

5. 公式練習問題を利用する

公式ページではパソコン技能検定Ⅱ種・Excel試験用の練習問題が公開されています。

3級の学習スケジュール例

期間 内容
1週 Word文字入力・書式設定
2週 Word表・図表
3週 Excel基本入力・SUM・AVERAGE
4週 表編集・書式
5週 棒・線グラフ
6週 模擬課題
7〜8週 時間内完成・弱点補強

1級の学習ポイント

1級では、単純な入力速度だけでなく、WordとExcelを組み合わせてビジネス資料を効率よく作る能力が求められます。

重点 対策
検索抽出 条件を変えて繰り返し練習
表引き 参照関係を理解
ピボット 集計軸の変更に慣れる
散布図 適切なデータ範囲を選ぶ
Word図表 配置・サイズ調整を高速化

不合格になりやすいパターン

失敗 原因 改善
操作方法は知っているが遅い 実技練習不足 時間を計る
セル参照ミス 数式確認不足 計算結果を検算
書式ミス 指示読み飛ばし 完成後チェック
グラフ範囲ミス 選択範囲不足 元データ確認
Office Versionに戸惑う 画面差 受験環境を事前確認

MOSとの違い

項目 パソコン技能検定Ⅱ種 MOS
実施 全日本情報学習振興協会 Microsoft認定プログラム
中心 Word+Excelの実務課題 Office製品操作
級 1〜6級 Associate/Expert等
受験環境 認定校 試験会場

日商PC検定との違い

項目 パソコン技能検定Ⅱ種 日商PC
中心 Word・Excel実技 文書作成・データ活用・Presentation
Business知識 操作中心 よりBusiness寄り
段階 1〜6級 Basic〜1級

Excel表計算処理技能認定試験との違い

項目 Ⅱ種 Excel表計算処理技能認定
Word 扱う 扱わない
Excel 扱う Excel特化
目的 総合Office実務 Excel能力の詳細証明

どの級から受ける?

現在のスキル おすすめ
PCをほとんど使ったことがない 6級・5級
学校でWord/Excelを習った 4級・3級
事務職で日常的に利用 3級・2級
関数・Pivotまで使う 2級・1級

就職で役立つ?

Office操作を学んだ証明として履歴書へ記載できます。特にPC操作に不安のある学生や未経験者にとって、実技試験を通じてWord・Excelの基礎を身につける意味があります。

一方、資格だけで事務職採用が保証されるわけではありません。実務ではタイピング、メール、ファイル管理、Excel関数、データ整理なども重要です。

取得するメリット

メリット 内容
実技中心 実際のOffice操作を証明
段階制 6級から1級まで上げられる
Word+Excel 2つをまとめて学べる
学生にも対応 小中学生向け級もある
現行Office対応 Office 2024・365にも対応

よくある質問

パソコン技能検定Ⅱ種試験は2026年も実施されていますか?

はい。2026年度も1級〜6級が実施されています。

受験資格はありますか?

ありません。どなたでも受験できます。

合格点は?

各級とも100点満点中70点以上です。

1級の受験料は?

9,900円(税込)です。

2級は?

8,800円(税込)です。

3級は?

7,700円(税込)です。

実技試験ですか?

はい。パソコンでWord・Excelファイルを作成する実技試験です。

Office 365でも受験できますか?

公式ではMicrosoft 365を対応Officeとして案内しています。

自宅で受けられますか?

Ⅱ種試験は認定校での実施が基本です。個人受験者は外部受験者を受け入れている認定校へ申し込みます。

どの級がおすすめですか?

一般的なWord・Excel基礎を証明したいなら3級、業務で関数や条件判断を使うなら2級、高度なデータ処理・ピボットまで扱うなら1級が目安です。

パソコン技能検定Ⅱ種試験のまとめ

パソコン技能検定Ⅱ種試験は、Word・Excelを使った実技でパソコン操作能力を証明する全日本情報学習振興協会の資格です。2026年度も1級〜6級が実施され、受験資格はありません。1級9,900円、2級8,800円、3級7,700円、4級6,600円、5級5,500円、6級4,400円で、全級70点以上が合格基準です。Office 2013〜2024およびMicrosoft 365、Windows 8.1〜11に対応しています。学生やPC初心者は下位級から、事務職や実務経験者は3級・2級、ピボットや検索抽出など高度なExcel処理まで証明したい人は1級を目標にすると選びやすいでしょう。

情報確認:2026年10月4日
主な確認先:一般財団法人 全日本情報学習振興協会「パソコン技能検定Ⅱ種試験」「令和8年〜9年試験日程」「認定校・受験案内」。

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