インドネシア語技能検定試験

インドネシア語技能検定試験は、日本インドネシア語検定協会が実施する、日本語話者を中心としたインドネシア語の級別検定です。E級・D級・C級・B級・A級・特A級の6段階があり、C〜E級は一次試験のみ、B級・A級・特A級は一次合格後に二次試験があります。2026年7月の第69回では1,782名が出願し641名が合格、級別ではE級275名、D級274名、C級92名、B級10名、A級3名が合格しました。次回第70回は2027年1月10日に一次、3月7日に二次を実施し、出願は2026年10月1〜31日です。特A級は偶数回のみ実施され、A級合格者のみ出願できます。

インドネシア語技能検定を30秒で確認

  • 実施:日本インドネシア語検定協会
  • 級:E・D・C・B・A・特A
  • C・D・E級:一次試験のみ
  • B・A・特A級:一次+二次
  • 特A級:A級合格者のみ、偶数回のみ実施
  • 第69回一次:2026年7月5日
  • 第69回二次:2026年9月6日
  • 第70回一次:2027年1月10日
  • 第70回二次:2027年3月7日
  • 第70回出願:2026年10月1〜31日

インドネシア語技能検定とは

インドネシア語の語彙・文法・読解・聴解・記述・口頭運用を級別に測る検定です。初学者のE級から、翻訳・通訳を含む高度な特A級まで段階的に学べます。

級別の特徴

E級 入門。基本語彙・文型・短い会話
D級 初級。日常的な文章と聴解
C級 基礎運用。読解・聴解の幅が広がる
B級 中上級。一次+二次
A級 上級。高度な運用・二次試験
特A級 最上級。A級合格者のみ出願可

2026〜2027年の日程

第69回一次 2026年7月5日
第69回二次 2026年9月6日
第70回出願 2026年10月1〜31日
第70回一次 2027年1月10日
第70回二次 2027年3月7日

合格基準

公式案内では、特A・A・B級の一次試験は満点の70%前後、二次試験は75%前後、C・D・E級は60%前後が合格基準です。

第69回の公式結果

級 出願者 合格者
A級 40 3
B級 160 10
C級 496 92
D級 674 274
E級 446 275
合計 1,782 641

特A級は奇数回には実施されません。

難しい分野

分野 難しい理由 対策
接辞 meN-、ber-、ter-、-kan、-i等で意味・文型が変化 派生語を語根ごとに整理
語彙 口語と書き言葉の差がある 例文・ニュース・会話で覚える
聴解 自然な会話では省略・口語形が多い 標準語+会話音声を併用
上位級 二次試験で即時発話が必要 要約・意見発表・会話練習

勉強時間の目安

以下は公式値ではなく当サイトの目安です。

E級 50〜100時間
D級 100〜200時間
C級 250〜400時間
B級 500〜800時間
A級 800〜1,200時間以上
特A級 高度な実務・翻訳・口頭運用が必要

具体的な勉強方法

STEP1 語根と接辞をセットで学ぶ

単語を1語ずつ暗記するより派生関係で覚えます。

STEP2 基本文型を例文で固定する

語順・前置詞・受動表現を例文単位で覚えます。

STEP3 聴解を毎日続ける

短い会話を繰り返し、口語形にも慣れます。

STEP4 C級以上は長文を読む

ニュース・案内文・説明文を使い、要点把握を練習します。

STEP5 B級以上は口頭練習を並行する

二次試験を想定し、質問への即答・要約・意見表明を行います。

3か月学習スケジュール

1〜2週 過去問・弱点診断
3〜4週 語彙・接辞
5〜6週 文法・読解
7〜8週 聴解
9〜10週 本番形式
11〜12週 上位級は二次対策

不合格になりやすい原因

語根を無視して丸暗記 接辞ごとに整理
書き言葉だけ勉強 会話音声も使う
二次を一次後から開始 上位級は早めに発話練習
特A級を毎回受けられると思う 偶数回のみを確認

取得するメリット

インドネシア関連の貿易、製造、資源、観光、通訳・翻訳、海外駐在などで学習成果を示しやすい資格です。日本語話者向けに級が細かく分かれ、段階的な学習目標として使いやすい点もメリットです。

向いている人

インドネシア駐在・出張 高い
翻訳・通訳志望 高い
学習目標が欲しい 高い
国際共通尺度だけ欲しい 中

2026年の制度変更

第69回以降、バリ島会場は閉鎖されています。また2026年9月30日には第70回から特A級検定料改定のお知らせが掲載されました。特A級受験者は最新料金を公式要項で確認してください。

FAQ

何級ありますか?

E級から特A級まで6段階です。

次回はいつですか?

第70回一次は2027年1月10日です。

申込期間は?

2026年10月1〜31日です。

二次試験がある級は?

特A・A・B級です。

特A級は誰でも受けられますか?

A級合格者のみで、偶数回のみ実施です。

合格基準は?

特A・A・B一次70%前後、二次75%前後、C〜Eは60%前後です。

第69回の合格者数は?

合計641名です。

独学できますか?

初中級は可能ですが、上位級は二次の発話練習を加えると効果的です。

バリ島会場はありますか?

第69回以降は閉鎖されています。

出願はWebだけですか?

公式FAQではインターネット出願のみと案内されています。

インドネシア語技能検定をIT系完成版と同じ深さで攻略するポイント

この試験・資格で重要なのは、単に「何級を取るか」だけではありません。受験目的を決め、公式要項の形式に合わせて、語彙・文法・読解・聴解・記述・口頭のうち必要な技能へ時間を配分することが重要です。特に上位級では、知識を知っているだけでなく、限られた時間の中で実際に使えるかが差になります。

優先 重点項目 具体策
1 接辞 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
2 語根 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
3 口語と書き言葉 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
4 聴解 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
5 上位級二次 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う

2か月・3か月・6か月の学習計画

以下は公式が示す標準学習期間ではなく、受験日から逆算するための当サイトの学習設計例です。現在の実力が目標級より大きく下の場合は、6か月以上を確保してください。

期間 前半 中盤 直前
2か月 1〜2週:過去問で弱点診断、基礎の穴を埋める 3〜6週:重点技能を毎日反復し、記述・口頭も並行 7〜8週:本番形式を複数回、時間配分と失点原因を修正
6か月 1〜2か月:基礎を体系的に学び直す 3〜4か月:級別教材と実際の文章・音声で運用練習 5〜6か月:本番形式、記述・口頭の添削、弱点の最終修正

点数・合否を伸ばす週単位の勉強法

平日 語彙15〜20分+文法15〜20分+リスニング20分+短い読解・記述20分を基本にする
週2回 時間を測った長文・聴解セットを解き、誤答理由を分類する
週1回 作文・スピーキング・翻訳など発信技能をまとめて練習する
隔週 本番形式の一部または全体を通しで解き、正答率・所要時間・苦手分野を記録する
直前3週間 新しい教材を増やさず、過去問・誤答ノート・頻出語彙・本番形式へ集中する

合格・目標スコアに届かない人の改善方法

症状 ありがちな原因 改善
勉強しているのに点が伸びない 教材を読むだけで、時間制限付き問題を解いていない 週ごとに本番形式の得点を記録する
リスニングだけ低い 聞き流し中心で、聞けなかった原因を分析していない スクリプト確認→音読→再聴を1セットにする
記述・作文が不安定 正解例を読むだけで自分で書く量が不足 短文から書き、添削・自己修正を繰り返す
口頭試験で止まる 頭の中で文章を完成させてから話そうとする 短い定型表現で話し始め、後から情報を足す
直前に焦る分野が分からない 誤答記録がない 問題番号・分野・原因・次回対策を1行で残す

インドネシア語技能検定を仕事・キャリアでどう活かすか

語学資格は、資格名だけで就職が決まるものではありません。評価されやすいのは、資格・スコアに加えて「その言語を何に使えるか」を具体的に説明できる場合です。

活用先 アピール方法
インドネシア駐在 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする
製造・商社 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする
観光 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする
翻訳・通訳 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする

履歴書では「資格名・級・取得年月」だけで終わらせないのがポイントです。

面接では「業務メールを読める」「接客会話を想定して学んだ」「翻訳・作文まで対策した」など、取得過程で身につけた技能まで具体化すると実務との接続が伝わります。

関連資格・試験を選ぶときの判断軸

比較ポイント
本検定=日本語話者向け級別評価
CEFR型試験=国際的尺度を優先する場合に検討

資格名の知名度だけで選ばず、提出先が指定しているか、国内向けか国際向けか、級別かスコア型か、作文・口頭まで必要かで選ぶと失敗しにくくなります。

受験前の最終チェックリスト

  • 公式サイトで試験日・申込締切・会場を再確認した
  • 受験級・レベルの最新出題形式を確認した
  • 料金・支払方法・受験票の受取方法を確認した
  • リスニング機器やPC方式など当日の受験環境を確認した
  • 記述・面接がある場合、直前1か月で実戦練習を行った
  • 合格後にどこで使うか、必要な級・スコアを提出先で確認した

インドネシア語技能検定の級・レベル別攻略

同じ試験名でも、初級と上級では必要な勉強法が大きく異なります。下位級では語彙・文法・発音の正確さを優先し、上位級になるほど長文処理、作文、面接、翻訳など「自分で言語を使う力」の比重を増やしてください。

段階 攻略の重点
1 E級:綴りと基本語彙
2 D級:基本文法と短い会話
3 C級:接辞・長文・聴解
4 B級:実務的文章と二次口頭
5 A級:高度な読解・表現
6 特A級:翻訳・通訳を含む最上級運用

教材選びで失敗しないポイント

  • 語根から派生語を増やす
  • meN-等の接辞を例文で定着
  • B級以上は一次対策と同時に発話練習

教材は「参考書1冊+公式または公式準拠問題+音声+発信練習」の4本柱に絞ると管理しやすくなります。教材数を増やすより、同じ問題でなぜ間違えたかを説明できる状態まで復習する方が得点につながります。

語彙・文法・読解・聴解をつなげる学習法

技能 単独学習 得点につなげる学習
語彙 単語と意味を暗記 例文・音声・コロケーションまで確認
文法 規則を読む 正誤問題→短文作成→会話で使用
読解 全文を和訳 制限時間内に主題・根拠・設問箇所を特定
聴解 聞き流す 設問回答→スクリプト確認→音読→再聴
作文 模範解答を読む 自分で書く→修正→同じテーマで書き直す
口頭 頭の中で答える 録音→聞き直し→言い換え表現を追加

模試の復習方法

模試は点数を見るだけでは不十分です。誤答を「知識不足」「語彙不足」「時間不足」「設問読み違い」「聞き取り失敗」「表現できなかった」の6種類に分類します。次の模試では同じ種類のミスが減ったかを確認してください。

本番2〜3週間前の目標は、最高点ではなく最低点を上げることです。

得意分野で大きく稼ぐより、毎回落とす分野を一つずつ消す方が合否・目標スコアが安定します。

社会人が勉強時間を確保する方法

通勤・移動 単語・短いリスニング
昼休み 文法10問、短文1本
平日夜 30〜60分の技能別学習
休日 90〜180分の過去問・作文・面接
直前期 本番開始時刻に合わせた模試

資格取得後に実力を落とさない方法

語学資格は取得直後が実力のピークになりやすいため、合格後も週単位で使う仕組みを作ることが重要です。ニュースを読む、音声を聞く、短い日記を書く、オンライン会話をする、仕事で使う専門語彙を追加するなど、受験勉強を実利用へ移行させましょう。

履歴書・職務経歴書での書き方

正式名称、級・レベル、取得年月を記載し、スコア型試験ではスコアも併記します。職務経歴書では「資格取得」の一行だけでなく、メール読解、接客会話、翻訳、プレゼンなど、実務で使える技能を具体的に書くと伝わりやすくなります。

インドネシア語技能検定のまとめ

インドネシア語技能検定はE級から特A級までの6段階で、B級以上は二次試験もあります。第69回は1,782名が出願し641名が合格。次回第70回は2027年1月10日一次、3月7日二次、出願は2026年10月1〜31日です。特A級はA級合格者のみ、偶数回だけ実施されます。

情報確認:2026年10月
主な確認先:日本インドネシア語検定協会「受検日時・会場・受付期間」「受検級・検定料」「受検データ」「よくあるご質問」。

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