中国語検定

中国語検定試験(中検)は、一般財団法人日本中国語検定協会が実施する、日本語母語話者を中心に中国語の実践的な運用力を測る検定です。準4級・4級・3級・2級・準1級・1級の6段階があり、すべての級でリスニングと筆記を行い、中国語から日本語、日本語から中国語への「訳す力」も重視します。準1級・1級では一次試験に加えて二次試験があり、口頭での訳、会話、スピーチ、逐次通訳まで評価されます。2026年11月22日に第119回、2027年3月28日に第120回、6月27日に第121回が予定され、1級は11月試験のみです。

中国語検定を30秒で確認

  • 実施:一般財団法人日本中国語検定協会
  • 級:準4級・4級・3級・2級・準1級・1級
  • 特徴:リスニング+筆記+日中・中日翻訳
  • 準1級・1級:二次試験あり
  • 第119回:2026年11月22日
  • 第119回二次:2027年1月10日
  • 第120回:2027年3月28日
  • 第121回:2027年6月27日
  • 受験料:3,800円〜13,800円
  • 1級合格者:全国通訳案内士の中国語筆記試験免除対象

中国語検定とは

中検は、日本語を母語とする中国語学習者が段階的に学習成果を確認しやすい検定です。外国語運用の4技能だけでなく、母語と外国語の関係を処理する「訳す力」を重視している点が特徴です。

中検はHSKより「日本語との往復」を強く意識した試験です。

中国語を中国語のまま理解するだけでなく、中日訳・日中訳の正確さと自然さも問われます。

級別の認定基準

級 認定基準
準4級 中国語学習の準備完了。発音・ピンイン・基礎語彙。
4級 中国語の基礎をマスター。
3級 基本的な文章の読み書き、簡単な日常会話。
2級 実務能力の基礎づくり完成。
準1級 実務に即従事しうる能力。翻訳・簡単な通訳。
1級 高度な読解・表現・翻訳・通訳。

2026〜2027年の日程

回 一次 二次
第119回 2026年11月22日 2027年1月10日
第120回 2027年3月28日 2027年5月2日(準1級)
第121回 2027年6月27日 公式要項確認

1級は11月試験のみです。準1級は6月・11月・3月に一次試験が行われます。

受験料

準4級 3,800円
4級 5,800円
3級 6,800円
2級 8,800円
準1級 11,800円
1級 13,800円

試験内容

全級でリスニングと筆記を実施します。級が上がるほど長文、記述、翻訳が増え、準1級・1級には二次口試があります。

級 主な出題
準4級 発音、ピンイン、語彙、基本問答、語順、基礎読解
4級 初級文法、語彙、聴解、読解、基礎翻訳
3級 基礎文法の総合運用、長文、作文、翻訳
2級 複文、やや高度な読解・聴解・翻訳
準1級 新聞・雑誌・時事語彙、長文要約、翻訳、口試
1級 高度な長文、翻訳、聴解、逐次通訳

合格基準

級 リスニング 筆記
準4級 60 60
4級 60 60
3級 65 65
2級 70 70
準1級 75 75
1級 85 85

4級以上はリスニング・筆記とも基準点へ達する必要があります。基準点は難易度により調整されることがあります。

準1級・1級の二次試験

級 時間 内容 基準
準1級 10〜15分 日常会話、中文日訳、日文中訳、1〜2分スピーチ 75/100
1級 20〜30分 難度の高い中文日訳・日文中訳の逐次通訳 各85/100

最新の公式合格率

第118回(2026年6月28日)の公式結果は次のとおりです。

級 受験者 合格者 合格率
準4級 842 579 68.8%
4級 955 586 61.4%
3級 1,228 584 47.6%
2級 646 402 62.2%
準1級一次 217 53 24.4%
準1級二次 58 47 81.0%

難易度

分野 難しい理由 対策
リスニング 上位級ほど長文・社会的話題が増える 精聴、要約、シャドーイング
日中翻訳 日本語の発想を直訳できない 中国語の語順・補語で組み直す
中日翻訳 意味理解と自然な日本語の両方が必要 訳後に日本語として推敲する
作文 語彙・文法・論理を同時に使う 短文から段落作文へ進む
口試 即時に訳・発話する必要 逐次通訳メモ、音読、要約

勉強時間の目安

以下は公式標準時間ではなく、当サイトの目安です。

目標 目安
準4級 50〜100時間
4級 100〜200時間
3級 250〜400時間
2級 500〜800時間
準1級 800〜1,200時間以上
1級 1,200時間以上

具体的な勉強方法

STEP1 過去問で現在地を測る

リスニング・筆記・記述を本番時間で解き、技能別に弱点を出します。

STEP2 発音・声調を修正する

ピンインと声調の精度は聴解・会話・記憶定着に直結します。

STEP3 日中・中日翻訳を毎日行う

中検特有の「訳す力」を鍛えるため、短文から継続します。

STEP4 長文を要約する

2級以上では長文・音声の要点をまとめる練習が有効です。

STEP5 準1級以上は口試を並行する

一次合格後ではなく、音読・逐次通訳・スピーチを早めに始めます。

3か月学習スケジュール

1〜2週 過去問・弱点診断
3〜4週 語彙・文法・発音
5〜6週 リスニング・読解
7〜8週 日中・中日翻訳
9〜10週 本番形式過去問
11〜12週 弱点補強・口試

不合格になりやすい原因

失敗 改善
総合点だけを見る リスニング・筆記を別々に管理
単語帳だけで勉強 翻訳・作文で使う
HSK教材だけ使う 中検過去問を必ず併用
口試を後回し 一次対策と並行して発話
声調を軽視 毎日音源を模倣

取得するメリット

学習到達度 6段階で目標設定できる
翻訳力 日中・中日訳を含み実務と相性がよい
企業利用 採用・昇格・中国関連業務担当者選抜で活用例
1級特典 全国通訳案内士の中国語筆記試験免除対象

活かせる仕事

中国関連営業、貿易、調達、旅行・観光、翻訳・通訳、海外拠点との連絡などで活用できます。協会は法人向け試験を採用・昇格や中国関連業務担当者の選抜にも利用できると案内しています。

HSKとの違い

比較 中検 HSK
特徴 日中・中日翻訳を重視 中国語そのものの運用力
級 準4級〜1級 1〜6級+7〜9級
用途 国内学習・実務・翻訳 留学・国際的証明

2026年の制度・注意点

第119回は2026年11月22日、準1級・1級二次は2027年1月10日です。1級は11月試験のみなので、受験機会は年1回です。

FAQ

何級からありますか?

準4級から1級まで6段階です。

次回試験日は?

2026年11月22日です。

1級は年何回ですか?

11月のみです。

面接はありますか?

準1級・1級に二次試験があります。

最新合格率は?

第118回では3級47.6%、2級62.2%、準1級一次24.4%などです。

リスニングが苦手でも筆記で補えますか?

4級以上は両方で基準点が必要です。

HSKとどちらを受けるべきですか?

留学・国際証明はHSK、翻訳・国内実務は中検が向きます。

1級のメリットは?

全国通訳案内士の中国語筆記試験免除対象です。

独学できますか?

可能ですが、上位級は添削・会話・通訳練習を加えると効率的です。

受験料は?

3,800円〜13,800円です。

中国語検定をIT系完成版と同じ深さで攻略するポイント

この試験・資格で重要なのは、単に「何級を取るか」だけではありません。受験目的を決め、公式要項の形式に合わせて、語彙・文法・読解・聴解・記述・口頭のうち必要な技能へ時間を配分することが重要です。特に上位級では、知識を知っているだけでなく、限られた時間の中で実際に使えるかが差になります。

優先 重点項目 具体策
1 日中翻訳 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
2 中日翻訳 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
3 長文聴解 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
4 作文 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う
5 準1級・1級の口頭試験 過去問・公式教材で出題形式を確認し、実際に使う練習まで行う

2か月・3か月・6か月の学習計画

以下は公式が示す標準学習期間ではなく、受験日から逆算するための当サイトの学習設計例です。現在の実力が目標級より大きく下の場合は、6か月以上を確保してください。

期間 前半 中盤 直前
2か月 1〜2週:過去問で弱点診断、基礎の穴を埋める 3〜6週:重点技能を毎日反復し、記述・口頭も並行 7〜8週:本番形式を複数回、時間配分と失点原因を修正
6か月 1〜2か月:基礎を体系的に学び直す 3〜4か月:級別教材と実際の文章・音声で運用練習 5〜6か月:本番形式、記述・口頭の添削、弱点の最終修正

点数・合否を伸ばす週単位の勉強法

平日 語彙15〜20分+文法15〜20分+リスニング20分+短い読解・記述20分を基本にする
週2回 時間を測った長文・聴解セットを解き、誤答理由を分類する
週1回 作文・スピーキング・翻訳など発信技能をまとめて練習する
隔週 本番形式の一部または全体を通しで解き、正答率・所要時間・苦手分野を記録する
直前3週間 新しい教材を増やさず、過去問・誤答ノート・頻出語彙・本番形式へ集中する

合格・目標スコアに届かない人の改善方法

症状 ありがちな原因 改善
勉強しているのに点が伸びない 教材を読むだけで、時間制限付き問題を解いていない 週ごとに本番形式の得点を記録する
リスニングだけ低い 聞き流し中心で、聞けなかった原因を分析していない スクリプト確認→音読→再聴を1セットにする
記述・作文が不安定 正解例を読むだけで自分で書く量が不足 短文から書き、添削・自己修正を繰り返す
口頭試験で止まる 頭の中で文章を完成させてから話そうとする 短い定型表現で話し始め、後から情報を足す
直前に焦る分野が分からない 誤答記録がない 問題番号・分野・原因・次回対策を1行で残す

中国語検定を仕事・キャリアでどう活かすか

語学資格は、資格名だけで就職が決まるものではありません。評価されやすいのは、資格・スコアに加えて「その言語を何に使えるか」を具体的に説明できる場合です。

活用先 アピール方法
中国関連営業 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする
貿易・調達 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする
翻訳 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする
通訳 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする
観光・接客 資格・試験結果だけでなく、実務経験や会話力、専門知識と組み合わせてアピールする

履歴書では「資格名・級・取得年月」だけで終わらせないのがポイントです。

面接では「業務メールを読める」「接客会話を想定して学んだ」「翻訳・作文まで対策した」など、取得過程で身につけた技能まで具体化すると実務との接続が伝わります。

関連資格・試験を選ぶときの判断軸

比較ポイント
中検=日本語との往復・翻訳重視
HSK=国際的な中国語運用力
BCT=ビジネス場面重視

資格名の知名度だけで選ばず、提出先が指定しているか、国内向けか国際向けか、級別かスコア型か、作文・口頭まで必要かで選ぶと失敗しにくくなります。

受験前の最終チェックリスト

  • 公式サイトで試験日・申込締切・会場を再確認した
  • 受験級・レベルの最新出題形式を確認した
  • 料金・支払方法・受験票の受取方法を確認した
  • リスニング機器やPC方式など当日の受験環境を確認した
  • 記述・面接がある場合、直前1か月で実戦練習を行った
  • 合格後にどこで使うか、必要な級・スコアを提出先で確認した

中国語検定のまとめ

中国語検定は、準4級〜1級の6段階で、聞く・読む・書く・話す力に加え日中・中日翻訳を重視する検定です。2026年第119回は11月22日、準1級・1級二次は2027年1月10日です。第118回の公式合格率は3級47.6%、2級62.2%、準1級一次24.4%などでした。4級以上はリスニング・筆記双方で基準点が必要です。

情報確認:2026年10月
主な確認先:一般財団法人日本中国語検定協会「試験概要」「認定基準・出題内容」「受験申込」「試験結果」「二次試験概要」。

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